羽毛ふとんがふっくらと甦る!クリーニングとリフォーム、どっちがいい?

羽毛ふとんのクリーニングやリフォームやったことはありますか?

どこでやれば良いか分からない…

どこにお願いすれば…

そんな声を聞くことがあります

さらに、最近ではコインランドリーでやる方が増えてきており

適切な方法で洗わないとかえって羽毛ふとんがダメになってしまい

使える年数が短くなってしまう恐れも。

中には自宅の洗濯機で洗っているという人も…

自宅で洗うのだけは絶対にやめてください。

まず元のふっくら感は戻らなくなってしまいます。

さて、

みなさんが長く愛用している羽毛ふとんは、

適切で定期的な「クリーニング」や「リフォーム(打ち直し)」を行うことで、

清潔で・快適に・環境にも優しく再び使えるようになる のです。

その理由は大きく3つ

1,羽毛ふとんは使うほど中の羽毛や側生地が劣化するから。

長年使っていると、羽毛(ダウン・フェザー)が汗や湿気・ホコリ・ダニなどで汚れたり、

塵状・粉状になったり、かさ(ボリューム)が減ったりします。

たとえば「玉ダウン」という 状態(羽毛が丸まってしまったもの)がへたりの原因になると言われています。

 また、側生地(布団を包んでいる布)が擦れたり破れたり色があせたりすると、

 機能性が落ちます。引用元 nishikawa1566.com

2,クリーニング/リフォームにはそれぞれ異なる効果があるから。
 ・「クリーニング(丸洗い)」は、羽毛ふとんをそのまま洗える形で洗浄し、

  汚れや臭いを取り除いてふっくら感をある程度回復させるものです。

 ・「リフォーム(打ち直し)」は、布団を一度解体して中身の羽毛を取り出して洗浄・除塵し、

  その上で必要に応じて新しい羽毛を足して、新しい側生地で仕立て直すという手間のかかる工程です。

  つまり、より本格的に「新品に近づける」処置となります。

3,買い替えよりも経済的・環境的にメリットがあるから。
 リフォームにより、まだ使える羽毛を再利用できるため、資源のムダを減らせます。
 また、粗大ごみとして処分される布団を減らし、環境負荷を軽減する効果もあります。

羽毛ふとんを長く快適に使い続けるためには、

クリーニングやリフォームを「早めに」「適切に」行うことが有効だと言えます。

実際に「クリーニングとリフォームの違い」「どのタイミングでやるべきか」「注意点」を具体的に見ていきましょう。

羽毛ふとんのクリーニング

羽毛ふとんを丸洗いする際の工程として、

「前処理」→「丸洗い」→「すすぎ」→「脱水」→「乾燥」という流れ。

洗浄後は、羽毛がふっくらとしたボリュームを取り戻すように仕上げられます。
「最近少しボリュームが減った気がする」

「ちょっとした側生地の汚れ・匂いが気になる」という状態では、

このクリーニングが適しています。

たとえば使用開始から3〜5年ほどで、汚れや湿気の蓄積が出てくるケースもあります。

引用元 nishikawa1566.com

料金は6,600円/シングルサイズとなっています。

仕上がりは大体1か月前後です。

リフォーム(打ち直し)の例

リフォームは

「羽毛ふとんの解体 → 使える羽毛だけを取り出し洗浄・除塵 → 乾燥・冷却 → 足し羽毛 → 新しい側生地に充填 →検品・出荷」という工程。
また、「長年使っている」「羽毛が偏って隙間ができた」

「側生地が破れて羽毛が飛び出している」「保温性が落ちた気がする」などのサインが出ている場合は、リフォームを検討すると良いでしょう。


料金も、「お得なコース」で22,000円~/シングルサイズで出来ます。

仕上がりは大体1カ月半前後です。

番外編:羽毛ふとんをしまうときの正しい方法

羽毛ふとんをしまうときは、

よく乾かして

やわらかくたたみ

通気性のよい袋で保管する(購入した時に入っていたケースが〇」ことが大切です。

これを守るだけでも、次のシーズンもふっくら気持ちよく使えます。

しまう前にこれらをやる理由は?

羽毛ふとんの中には、湿気を吸った羽毛がたくさん入っています。
湿気が残ったまましまうと、ダニが発生しやすくなったり、

羽毛が固まってボリュームも落ちてしまいます。
また、ビニール袋などで密閉してしまうと、空気が通らないため、

中が蒸れて羽毛の傷みが早くなるのです。
ですから、保管前の「乾燥」と「通気性の確保」がとても大事になります。

具体的なしまい方の手順がコチラ

まずは陰干しでしっかり乾かす
 晴れた日に2〜3時間ほど風通しの良い場所で干します。
 直射日光に長時間あてると側生地が傷むので、日陰や室内でもOKです。
 布団乾燥機を使う場合は「羽毛モード」や「低温」で約1時間を目安に。

汚れやシミをチェックして軽くふく
 カバーを外し、汗や皮脂で汚れた部分があれば固くしぼった布で軽くたたくように拭き取ります。
 汚れを残すとシミや臭いの原因になるため、ひと手間かけましょう。

ふんわりたたむ
 強く押しつぶすと羽毛が折れてしまうので、空気をふくませながらやさしく3つ折りか4つ折りに。
 「押しつぶさない」が鉄則です。

通気性のよい袋に入れる
 おすすめは「不織布(ふしょくふ)タイプ」の収納袋。
 購入時のビニール袋は通気性が悪く、湿気がこもるためNGです。

保管場所は“押し入れの上段”がベスト
 湿気は下にたまりやすいため、押し入れやクローゼットの下段よりも上段にしまうのが◎。
 さらに、時々(1〜2か月に1度)は袋を開けて空気を入れ替えてあげると、カビ予防になります。

羽毛ふとんをしまうときは、
1️⃣ しっかり乾燥
2️⃣ 汚れチェック
3️⃣ 押しつぶさずふんわり収納
4️⃣ 通気性のよい袋で保管
という4ステップを守ることがポイントです。

たったこれだけで、ふとんの寿命がグッと伸び、次の冬もふっくらあたたかく使えます。
「しまう前のひと手間」が、いい眠りへの第一歩です。

それでは本題に戻ります

羽毛ふとん、へたってきたな…そのサインは?

クリーニングとリフォームどっちが良いの?いつやるのが良いのかをお答えします。

  • 汚れや匂いが気になる・布団の中の羽毛が極端に減っていない段階 → クリーニング

  • 羽毛のかさが明らかに減った・布団がへたってきた・側生地が傷んでいる・購入時のボリューム・保温性を取り戻したい → リフォーム

  • タイミングとしては、「使用から3~5年で一度クリーニング検討

  • 7〜8年頃からリフォーム検討

  • また、クリーニングやリフォームをするなら、使用頻度が低く布団が不要な時期(たとえば春~夏)に依頼すると、秋・冬に備えやすいのでおススメです。

  • 自分で見ても分からないこともあると思います。そんな時は私たちのお店までご相談ください。

クリーニング・リフォーム | 東京FUTONカンパニー

気をつけたいコト

  • すべての羽毛布団がリフォームに適しているわけではありません。元々羽毛の質が低い・羽毛量が極端に少ない・側生地がひどく傷んでいる場合は、買い替えの方が合理的なこともあります。

  • リフォーム後も、永遠に使えるわけではありません。リフォームしてからまた5年~経ったら、羽毛ふとんの状態を当店で見させていただき、買い替えを検討してみてください。

  • クリーニング・リフォーム共に預ける期間が必要です。混雑期だと1カ月〜2ヶ月を要することがあります。

💤 羽毛ふとんが「へたってきた」サインはコレだ!

① ボリューム(ふくらみ)がなくなってきた

買った頃より明らかにぺたんこに感じる。
羽毛が湿気や汚れでつぶれて、空気を含めなくなっている状態


② 布団の中で羽毛が偏っている

使っているうちに羽毛が片側に寄ったり、マスの中でスカスカな部分が出てきたりすることがあります。
体に当たる部分が薄くなると保温性が落ちてしまいます。


③ 寝ていると寒く感じるようになった

以前は暖かかったのに、最近「ちょっと寒い」と感じるなら注意。
羽毛のかさが減ると、空気をたくさん含めず、保温力が下がります。


④ 側生地(がわきじ)が破れたり、ほつれたりしている

布団の表面の布が破れて羽毛が飛び出したり、縫い目がゆるんだりしていませんか?
これも「寿命のサイン」です。


⑤ 羽毛が外に出てくる(羽根が飛び出す)

小さな羽根やフェザーが生地の縫い目や繊維の隙間から出てくるようになったら、
側生地の劣化が進んでいます。


⑥ 匂いが気になるようになった

汗や皮脂を吸って、長年の使用で中の羽毛に臭いがつくことも。
洗っても取れにくい場合は、クリーニングやリフォームが必要です。


⑦ シミや汚れが目立つようになった

特に首まわり・足元などは汗や皮脂で汚れやすく、放置すると羽毛の劣化を早めます。
見た目だけでなく、中の清潔さにも影響します。


⑧ 羽毛が「ダマ」になっている(玉ダウン)

湿気や汚れで羽毛が絡まり、小さな塊になってしまうことがあります。
これができるとふっくら感が戻りにくくなります。


⑨ 重く感じるようになった

ふくらみが減って空気を含まなくなると、布団自体の通気性が悪くなり、
「重たい」「蒸れる」と感じやすくなります。


⑩ 使用年数が10年以上たっている

一般的に羽毛ふとんの寿命は 10年前後 といわれます。

(※ダウンの質によって変わるので注意!品質表示タグがあればタグの写真を撮って当店のLINEで相談するのもポイントです)
約10年を目安にリフォームを検討しましょう

これらのサインが3つ以上当てはまるようなら、
そろそろ「クリーニング」または「リフォーム(打ち直し)」のタイミングです。
放っておくと、羽毛がさらに劣化して再生できなくなることもあります。

まとめると…

あなたのお気に入りの羽毛ふとんを「長く快適に使い続ける」ためには、

早めに状態をチェックして、汚れやボリュームの低下などサインが出たら

「クリーニング」か「リフォーム(打ち直し)」を検討すること が大切です。

買い替える前に一手間をかけることで、コストも抑えられ、環境にも優しく、眠りの質も保てます。

シーズン前・シーズンオフになったら自分の羽毛ふとんも一度チェックしてましょう。