圧巻の原皮の山

工場に一歩足を踏み入れると、見渡す限りの生原皮の山。
塩漬けで送られてきた原皮は、まず塩を落とし、余分な部分をカット。
この段階から、すでに世界基準の品質管理が始まっています。

洗浄とさらなる汚れ落とし

キレイになるまで余分な個所や 汚れを落とし洗浄しています。
品質を保つためにマニュアルがしっかりと掲示され、不具合や品質に問題があっても見逃さない仕組みになっています。

原皮を変えるなめし作業

洗浄で汚れを落とした後、用途に合わせたなめし作業へ。
広大な工場には、自動化された巨大な機械がずらり。
安全性と品質を両立するため、緻密な計算のもと加工が行われます。
なめし＝羊の皮などを腐敗から防ぎ柔軟性や耐久性を持たせる加工技術。

高度な染色技術

一般的な染色温度は45℃ですが、HENAN PROSPER社では管理が難しい70℃で実施。
酸性染料を用いることで堅牢度を高め、色あせしにくく長く愛用できる品質を実現しています。

自然乾燥で毛の密度を高める

染色後は自然乾燥。
適度な収縮が起き、毛並みがぎゅっと詰まって密度が高まり、ふかふかの触感に仕上がります。

職人の目による品質チェック

乾燥した原皮は1枚ずつ検査。
同じ硬さ・同じ色合いを揃える作業は、熟練職人の経験と目が頼りです。

贅沢な裁断と丁寧な縫製

高密度な部分だけを贅沢に使用する裁断は、手作業と自動カットの合わせ技。
縫製は100人規模のスタッフが1枚1枚丁寧に仕上げ、つなぎ目が目立たないよう自然に縫い合わせます。

日本で最終工程

完成したムートンシーツは、日本・奈良県のムートン専門工場「瑠光」へ。
裏生地の張り替えやクリーニング、リフォームなど、長く愛用できる体制が整っています。

健ちゃんの一言

ムートンシーツ1つにここまでこだわるのか！と驚かされる会社でした。
良い物を作るためのグローバルソーシング、地球環境への配慮、高いトレサビリティ、そしてProsper社と関わる企業。すべてが世界基準で圧倒されました。
お客様に安心・安全で間違いのないお品物だと伝えられるのが楽しみです！

品質検査も実施

世界中の有名ブランドの厳しい審査にも
対応しているため、品質検査は非常に厳しく「LWG認証」と呼ばれる革製品の世界的品質基準をクリア。
「環境配慮」「製造工程における安全性」「工場内の安全な設備」「トレーサビリティ」の 「工場内の安全な設備」「トレーサビリティ」の４つの項目をクリアする必要があります。