赤ちゃんが笑顔で起きる夜のつくり方|ママ・パパに知ってほしい乳児の眠りのこと

乳児期の睡眠ってとにかく私は気をつかいました。

SIDS(乳幼児突然死症候群)があると知り、心配性な私は毎日気が気じゃない

そんな日々を送っていました。

その後、しっかりと対策を取り、妻と協力して睡眠中を過ごしたことで

問題なく育っています。

用心するに越したことはないですが、心配しすぎも疲労の原因です。

適切な対策を取ることでその不安を少しでも和らげられればと思います。

乳児の睡眠がなぜ大切か

まず改めて、乳児期(出生直後から生後数か月、1歳近くまで)は「寝ること」が成長・発達において極めて重要な役割を果たします。

・睡眠と発達・成長の関係

乳児は、成長ホルモンの分泌や脳・身体の発達が著しい時期。十分な睡眠時間・質が確保されていることは、免疫力や代謝、情緒の安定、神経回路の成熟にも影響します。例えばWHOは、生後0〜3か月の乳児には「14〜17時間/日程度」の良質な睡眠が望ましいとしています。 世界保健機関+2キッズヘルス+2

ここですでに日本の乳幼児の平均睡眠時間が足りていないことが分かります。

しかし科学的根拠が十分ではないということも言われています。とれる睡眠は取った方が良いのは間違いないと思いますが…

日本人は成人も子供も世界と比べ1時間以上短い睡眠不足大国です。また、近年は共働き家庭の増加で子供の入眠時間が遅くなり、親の通勤の為に起床時間が早まってきているのも要因の一つだそうです。

・親・家庭への影響

乳児の睡眠が深く・安定していると、親も休息をとりやすく、育児・生活リズムが安定しやすいです。逆に、寝付きが悪かったり夜間に何度も覚醒があったりすると、親の疲労・ストレスにもつながります。特に妊娠中の方、初めての育児の方は「寝られない不安」も多いため、この時期から「睡眠環境・習慣」を整えておくことはとても意味があります。

・「眠り」の質も大切

ただ長く寝ればいいというものではなく、「安全に」「深く」「安定して」眠れる環境=質も重視されます。これは寝具を扱ってきた立場からも強く感じることで、乳児期の寝具選び・寝かせ方が実は大きな要素となります。


乳児期の睡眠の特徴と変化

次に、「乳児の睡眠がどういうものか」「年齢とともにどう変わるか」を整理します。これを理解しておくことで「◯◯歳だからこういう寝付き」「この月齢だから夜泣き出やすい」など、ある程度見通しが立ちます。

・新生児〜2〜3か月頃

生まれてすぐの赤ちゃんは、昼も夜もあまり区別がついていません。いわゆる「まだ自分で昼夜リズムができていない」状態です。たとえば、Cleveland Clinicによると、生後4〜12か月の乳児は「12〜16時間/日」の睡眠が目安とされています。生後0〜4か月では目安が明確には決まっておらず、むしろ個人差が大きいとしています。

具体的には:

  • 1回あたりの覚醒時間(起きている時間)は1〜2時間程度が多く、すぐ眠ってしまうこともあります。 The Peaceful Sleeper+1

  • 夜間も複数回起きて授乳・おむつ替え・体調変化などが入るのが通常です。 キッズヘルス

  • 昼と夜の区別がつきにくく、「夜だから寝る・昼だから起きる」というリズムがまだ確立していません。 Cleveland Clinic+1

この時期に「寝ない」「長く起きている」「昼夜逆転」など不安になる方も多いですが、これらは多くの場合、月齢相応の「未成熟なリズムゆえ」のものです。

・4〜11か月頃

だんだんと「昼と夜」「活動時間と睡眠時間」の区別が出てきます。Cleveland Clinicによると、生後4〜12か月の乳児は先述のように12〜16時間/日睡眠が目安です。 Cleveland Clinic

この頃の特徴として:

  • 夜間にある程度まとまって眠るようになる子も増えますが、それでも夜中の覚醒・授乳・おむつ替えなどが完全になくなるわけではありません。

  • 昼寝(nap)が1〜3回あるようになります。

  • 寝かしつけ習慣、睡眠前ルーチンが効き始める時期です。たとえば、静かな環境・暗めの明かり・寝かせる前の落ち着いた時間などが「寝るモードを作る」助けになります。 Mayo Clinic+1

・12か月〜2歳手前頃

このあたりになると、「夜まとめて6〜8時間眠る」「昼寝が1回になる」などの傾向も出てきます。WHOでは、12〜24か月で11〜14時間/日の睡眠が目安とされています。 世界保健機関

ただし、あくまで「目安」であって、個人差・環境差があります。「うちの子だけ寝ないのでは…」と思わず、ひとつの目安として参考程度に。

私の家でも双子でも睡眠の取り方がバラバラでした。深く考えすぎないようにすることが大切です。


安全な睡眠環境の整え方

乳児の睡眠において、最も最優先すべきは「安全」です。どんなに寝具や仕組みを整えても、安全性を確保できていなければ意味がありません。世界的にも、乳児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)などを減らすためのガイドラインが整備されています。

・安全な寝かせ方の原則

  • 仰向け(背中を下に)で寝かせる。横向き・うつ伏せは、特に新生児期ではリスクが高いとされています。

  • 固い平面のマットレス・適切なベビー用機器(ベビーベッド、ベビーバスケット等)を利用する。傾斜がついたベッドやソファ・クッション類はリスクがあります。

  • ベッドの中にゆるい毛布・枕・ぬいぐるみ・バンパーパッドなどを入れない。寝具・寝かせる環境は「すっきり」しておくこと。

  • 親と同じ部屋(ルームシェア)は推奨されるが、同じベッド(ベッドシェア)は慎重に。リスクが高いため、できれば別のベビーベッド・ベビーバスケットに寝かせるのがベターです。

  • 喫煙・受動喫煙がない環境であること。妊娠中・出産後ともにタバコ・電子タバコの煙は乳児の睡眠・呼吸やSIDSリスクに影響します。

・寝具の観点から注意すべきこと

寝具販売・睡眠相談を行ってきた立場から見て、以下の点を特にご案内したいと思います:

  • マットレスはやや硬め(ただしガチガチすぎて寝心地が極端に悪いのも良くない)で、赤ちゃんの体が沈み込みすぎないものを選びましょう。柔らかすぎると顔の側が沈んで呼吸が妨げられるリスクがあります。

  • ベッドメイキングは「シーツ+フィッテッドシート」のみ。枕・ブランケット・ぬいぐるみ類は置かないようにします。

  • 周囲の室温・寝具素材も見直しましょう。乳児は体温調節機能が未熟です。過度に暖か過ぎても、寒すぎても寝付き・寝起きに影響します。たとえば、適度に通気性のよい掛け物・パジャマを用意し、寝室内の温度を目安に保つことが望ましいです。

  • 寝かせる姿勢だけでなく、「寝る前の環境づくり」「寝入る時の雰囲気」が重要です。たとえば、光・音・刺激が多すぎると寝付きが悪くなることがあります。

一次、タオルなどで乳児の周りを囲んで楽に寝かせられるというライフハック動画がありましたが、あれは非常に危険なのでやらないようにしてください。寒くてかわいそうだからとふかふかのふとんを掛けるのもやめておいた方が良いです。

・部屋の明るさ・音・昼夜の区別

乳児期から「昼は起きる/夜は寝る」というリズムをゆるやかに始められると、親も子も楽になります。

  • 昼間の活動中はカーテンを開けたり、ある程度光や音を入れ、「起きていていい時間」という雰囲気を作る。

  • 夜間は暗め・声のトーンも落とす・遊びは控えるなど「寝る時間」モードを整える。

  • 昼寝(ナップ)は大切ですが、日中ずっと暗く静かな環境で長時間同じように眠る習慣を作ると、夜間の睡眠に影響する可能性があります。適度な光・音・刺激の中での昼寝も“昼らしさ”を持たせておくことがポイントです。


寝付き・夜中・昼寝の具体的な対策

ここからは「今日から取り組める」実践的なポイントをいくつか挙げていきます。妊婦さん・育児中の方ともに、少しずつ取り入れてみてください。

① 寝付きの工夫

  • 寝かしつけ前におむつを替え、授乳やミルクを済ませておく。お腹が空いたり湿っていたりすると起きやすいです。

  • 赤ちゃんに眠気のサイン(目をこする・あくび・手を顔に当てるなど)を見逃さず、起きている時間が長くなりすぎる=過疲労になる前にベッド(またはベビーベッド)に移動する。例えば、起きている時間が2時間を超えているな…と感じたらそろそろ寝かせる準備を。幼児期よりも乳児期は「起きていられる時間」が短めです。

  • 「赤ちゃんがウトウトし始めたら、ベッドに寝かせる」ことを意識しましょう。「完全に眠ってしまってから寝かせる」より、「眠りに入る直前をベッドで迎える」方が自分で眠りに入る習慣を作りやすいと言われています。

  • 環境を整える:明かりを落とす、音を静かにする、親の声・視線を控えめにする。寝室を「寝る場所」として少しずつ認識させる。

  • 新生児期ではスワドル(おくるみ)やスリープサック(寝袋型の寝具)を使うことも寝付きやすさに寄与することがあります(ただし巻きすぎ・過度に暖めないように注意が必要)。

② 夜間の覚醒・授乳対応

  • 乳児期=夜中にも起きて授乳・おむつ替えが入るのが通常です。「夜中に起きるのが異常」と思わず、「成長期ゆえの覚醒」と捉えると気持ちが楽になります。

  • 覚醒時には、できるだけ「夜だから静かに・明かりは控えめ・刺激少なめ」で対応するようにします。夜間対応があまり明るく・賑やかだと、赤ちゃんは「起きて遊ぶモード」になってしまい、再び寝付きにくくなることがあります。

  • 授乳後・おむつ替え後には、すぐベッドに戻して再度寝かせる準備を。親が動き回ったり、他の家事を始めてしまったりすると、赤ちゃんの「再び寝るモード」への移行が阻まれることがあります。

  • 夜間の「親の疲労・睡眠不足」も無視できません。育児中の親御さん自身の休息もできるだけ確保して、「自分の寝具・環境」も見直すことが、結果的に赤ちゃんの寝付きにも影響します。

  • お母さんだけが対処するのではなく一緒にお父さんが育児をするんだという覚悟が必要です。手伝うややってあげるではなく、一緒に育てることが育児だと心に刻んでください。お父さんはそれくらいの気持ちがないといけません。

③ 昼寝・起きている時間(覚醒時間)

  • お昼寝は大切ですが、あまり長く・暗く静かにしてしまうと、夜の睡眠に影響するケースもあります。昼間は適度に光・音・刺激(安全な範囲で)を入れて、「昼は活動時間」「夜は睡眠時間」とリズムを少しずつ分けていきましょう。

  • 起きている時間を長くしすぎないようにします。乳児期では「起きたら1〜2時間で眠くなる」というサイクルがまだ多く、3時間以上覚醒が続くと、むしろ寝付きにくくなる=過疲労という状態になることがあります。

  • 昼寝の回数・時間は月齢によって目安が変わります(例:新生児期は睡眠間隔短め、4〜6か月あたりから昼寝1〜2回に移行など)。毎日「同じ時間帯」に寝かせる習慣を少しずつ作ることも有効です。


寝具・寝室環境の具体的ポイント

ここからは、寝具を扱ってきた立場として「乳児の睡眠環境」に絞った、チェックポイントをまとめました。妊婦さん・育児中の方で「どんな寝具を選べばいいか」「どう配置すればいいか」迷っている方に参考になればと思います。

・ベビーベッド・マットレス選び

  • ベビーベッドは国内外の安全基準に沿ったものを選びましょう。マットレスはサイズが合っており、隙間ができないことが重要です。

  • マットレスの硬さ/沈み込みについて:あまり沈むマットレスは顔が布団側に近づきすぎたり、寝返り/首の位置がずれたりするリスクがあります。逆に硬すぎて寝心地が悪すぎるのも寝付きに影響しますので、「多少寝返り・頭が少し沈むけど沈み込み過ぎない」バランスが取れているものを選びます(当店では寝具経験を通じてこのバランスを重視しています)。

  • マットレス用シーツは「フィッティングシーツ」「ぴったりサイズ」を使うこと。ゆるいシーツ・ズレやすいもの・掛け布団と併用すると安全性を損なう恐れがあります。

  • ベッドの配置は、親のベッドからアクセスが良い位置(夜間起きた時すぐ見られる)で、かつ日中/夜間の環境を分けやすい位置に設置すると良いです。

・寝具素材・寝室の温度・換気

  • 乳児の寝る部屋・寝具素材は「通気性」「肌ざわり」「乾燥・湿気のバランス」に配慮することが望ましいです。特に日本の住宅では夏の湿気・冬の乾燥があるため、季節に応じて掛け物・パジャマを見直しましょう。

  • 素材はなるべく自然素材のものを使用しましょう。赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。綿やウールなどの素材が洗いやすくおススメです。また、二重~五重ガーゼタイプのケットは空気層も出来て保温性もあるのでおススメです。
  • 適温(温度)管理は重要です。例えば「暑すぎる」「寒すぎる」どちらも寝付き・寝起き・覚醒のきっかけになります。専門的には「大人が快適に感じる温度を目安に、赤ちゃんには+1枚程度の服装」で考えることもあります。研究では室温が高すぎるとSIDSのリスクも増す可能性が指摘されています。

  • 寝室・ベビーベッドまわりはなるべく換気を意識し、空気がこもらないようにしつつ、寝入る時には急激に冷える・暖まる環境差を作らないようにします。

  • 厚手の掛け布団を敷いたり掛けたりするのは、顔が布団に近づいたり、息苦しくなる可能性があるため乳児には向きません。

・寝かせる位置・照明・音環境

  • ベビーベッドの位置は「親の見守りゾーン」の中が望ましいですが、光が強すぎる・音が多すぎる環境では寝付きにくくなります。夜間は照明をやわらかく、音も静かに。昼間は少し明るめ・生活感のある音環境でも良いです。これが「昼と夜のメリハリ」を乳児に少しずつ教えることになります。

  • 寝る前のルーティン作り:例えば「授乳→おむつ替え→暗めの部屋に移動→ベビーベッドに寝かせる」という流れを毎日できる範囲で作ると、赤ちゃんが「そろそろ寝る時間だ」と認識しやすくなります。

  • 昼寝と夜寝の環境は完全に同じにする必要はありませんが、「昼も真っ暗・無音」という環境にしてしまうと、夜寝るべき時間に「あれ?いつもと同じだから昼寝?」と赤ちゃんが錯覚しやすくなるので注意が必要です。昼は適度に光・音あり、夜は落ち着き重視という使い分けが理想的です。


よくある悩みとその対応

育児中、多くの方が経験する「寝ない/夜中起きる/昼寝が短い」などの悩みについて、私の販売員・相談経験からも多く聞かれたものを取り上げ、対策を合わせて紹介します。

お悩み①「なかなか寝つかない」

原因として考えられること

  • 起きている時間が長すぎて、赤ちゃんが過疲労状態にある。

  • 寝かせる環境が刺激的(明るすぎ・音がある・家族活動が多い)で眠るモードに入れない。

  • おむつ・服・室温などが適切でない=体が落ち着いていない。

  • 授乳・ミルク後すぐにベッドに移していない。赤ちゃんが授乳後に起きてしまい、「寝る時間」から遠ざかる。

対応策

  • 起きてから寝るまでの時間をチェックし、「だいたい1〜2時間おきくらい」で寝かせるようにタイミングを見直す。

  • 毎晩「寝かせる前のルーティン」を整え、同じ雰囲気を作る。

  • 寝る前の授乳・おむつ替えを済ませ、ベッドに移るタイミングを早めにする。

  • 環境を見直す:室温・服装・光・音を調整。寝る前の赤ちゃんの動き・表情を見て「そろそろ眠そうか?」を見逃さない。

お悩み②「夜中何度も起きる/寝が浅い」

原因として考えられること

  • 授乳・おむつ替えがないと起きなくなるという過期待。乳児期には夜中の起きること自体が普通です。

  • 夜間の対応の際に「起きて遊ぶ/明るくなる/刺激が多い」などで再入眠が難しくなっている。

  • 昼寝が長すぎて夜眠くない、あるいは昼寝時間が遅めで夜寝にくくなっている。

対応策

  • 夜間覚醒時の環境を落ち着いたものにする:明かりを控えめ・声を静かに・動きを最小限に。

  • 授乳・おむつ替え後は速やかに元の寝る環境に戻す。赤ちゃんが「起きて遊ぶ時間」だと認識しないように。

  • 昼寝の時間と回数を見直す。たとえば夕方遅くの昼寝は夜寝付きに影響しやすいので、時間帯を前倒しにするなど検討する。

  • 親自身も疲れていると「寝かしつけがうまくいかない」ケースが増えます。育児中の睡眠確保・交代制の検討・環境整理も重要です。

お悩み③「昼寝が短い/昼寝をしない」

原因として考えられること

  • 起きている時間が長すぎて赤ちゃんが疲れてしまって寝付きが悪い、あるいは逆に起きていても刺激が少なすぎて眠くならない。

  • 寝る環境が「夜用」に近くなっており、昼寝として理解されていない(暗すぎる・静かすぎる)ケース。

  • 授乳・おむつ替えのあと、すぐに活動に戻ってしまい「寝る流れ」が作れない。

対応策

  • 昼寝の前に起きていた時間をチェックし、適度な覚醒時間のあとにベッドに移す。

  • 昼寝環境を「少し明るめ・音あり・起きていてもよい時間帯だよ」という雰囲気にする。昼寝は“夜寝”とは違う雰囲気です。

  • 昼寝の時間を夕方遅くにしないように意識し、夜寝付きに影響しないよう調整する。

  • 昼寝前に軽く体を動かす/遊ぶ時間を設けて、覚醒度を上げておくと寝付きやすくなります。


寝具のプロとしてお伝えしたい「親子の寝具・寝室環境」視点

私が寝具専門店で10年以上関わってきた経験から、「赤ちゃんの睡眠=寝具・寝室環境」がとても大きな要素だと感じています。以下、親御さんに直接役立つ視点をお伝えします。

・親寝具/子ども寝具のバランス

  • 赤ちゃんがベビーベッド/ベビー布団/ベッドを使う場合、親側のベッドもしくは寝室環境を見直すことをおすすめします。親が寝苦しかったり、環境が整っていなかったりすると、夜中起きた時の対応が億劫になり、結果として赤ちゃんの寝付き・寝起きに影響を与えやすくなります。

  • 親のベッドを整えておくことで、「起きたらすぐ動ける」「疲れをとれる」環境を作ることが、赤ちゃんにも好循環をもたらします。

・寝具品質・清潔さ

  • 赤ちゃんの寝具・マットレスは清潔であること、湿気がこもらないこと、ほこり・ダニが少ないことが理想です。寝返りを打ち始める時期には特にこれらの要素が寝起きの快適さと直結します。

  • 抱き枕・クッション・余剰な寝具(厚い掛け物・毛布など)は赤ちゃんの睡眠環境を圧迫するので、ベビーベッドまわりにはできるだけ「必要なもの+過剰ではないもの」を意識してください。

  • 寝具素材(シーツ・ブランケット・パジャマなど)は、「肌触り良く」「通気性良く」「寝汗・冷えに対応できるもの」を選びましょう。季節の変わり目には掛け物・服装を見直すだけでも寝付き・覚醒に違いが出ます。

・寝室レイアウト・動線

  • ベビーベッドは親のベッドから見える範囲に配置、夜中の対応がしやすい位置にしましょう。照明スイッチ・おむつ替えスペース・授乳用チェアなども近くにあると負担が減ります。

  • 寝具・寝室の照明・音環境を「寝るモード」と「起きるモード」で使い分けることをおすすめします。例えば、夜間は照明を暖色・間接照明で、昼間は明るめ+起きて過ごす時間というように。赤ちゃんは少しずつ「この部屋/この時間は寝る時間」という信号を感じ取っています。


妊婦さんへ:産まれてからの準備ポイント

妊娠中にぜひ検討・準備しておいてほしいポイントをまとめます。赤ちゃんが産まれてから慌てないよう、「寝る環境」「寝具」「習慣づくり」を事前に整えておくと安心です。

  • ベビーベッド・ベビー布団・マットレス・シーツ・スリープサックなど、寝具一式を産前に揃えておく。特にマットレスの硬さ・安全基準・サイズを確認。

  • 寝具を購入したら、寝室(または赤ちゃんを寝かせる予定の部屋)のレイアウトをイメージしておく。親のベッドからベビーベッドまでの動線・夜間の対応動線・照明・音など。

  • 授乳・おむつ替え・寝かしつけ用の椅子・サイドテーブル・ライトなど、夜中に動きやすい環境を整えておく。

  • 「寝かせる前のルーティン(例:授乳→おむつ→照明を落とす→寝かせる)」をざっくりでも考えておく。産後、慌ただしい中でこのルーティンがあるかないかで寝付き・寝起きのストレスが変わります。

  • 妊娠中・出産直後の親自身の睡眠・体調管理も同時に意識。赤ちゃんの夜中起きに備えて、親も休息できる環境・支援体制を検討しておくと安心です。

  • 季節・気候・住環境によって寝具・寝室条件も変わるので、「夏・冬の寝具見直し」「湿気・結露・断熱/換気」なども考えておくと、乳児の睡眠環境が快適になります。


9.まとめと私からのメッセージ

ここまで、乳児の睡眠の重要性、特徴、環境づくり、よくある悩みと対応、寝具/寝室の視点、妊婦さん・育児中の方への準備ポイントといった観点で整理してきました。

●ポイントのおさらい

  • 乳児期の睡眠は「時間」「質」「環境」がすべて大切。

  • 新生児〜数か月のリズムはまだ不安定。月齢に応じて変化が出る。

  • 安全な寝かせ方・寝具環境を整えることが最優先。

  • 寝付き・夜間・昼寝それぞれに対策あり。少しずつ習慣化を。

  • 寝具・寝室・動線・照明・音・素材といった細部にも配慮を。

  • 妊婦さんのうちから寝具・環境・動線・支援体制を整えておくと、産後も安心。

  • お母さん一人ではなくお父さんの参画がとても大事。二人で頑張っているんだという認識を持つだけでもお母さんの負担が変わるはずです。

●私からのメッセージ

育児をしていく中で「うちの子だけ寝ないのでは」「何が正しいのか」「毎日が寝不足で…」と感じられる場面は、特に初めての妊娠・初めての育児ではたくさんあると思います。ですが、乳児の睡眠リズム・習慣は「これが絶対」というものではなく、「この月齢ならこれくらいが普通」という範囲があるということ、親が少しずつ環境を整え・習慣を作っていくことで改善の方向に向けられるということを覚えておいてください。

私自身、寝具専門店で多くのご相談を受けてきました。「寝具を変えただけで赤ちゃんの寝付きがちょっと良くなりました」「夜中の起き上がりが少し楽になりました」といった声も多く頂いています。ですから、寝具・寝室環境を整えることは「良い睡眠習慣」の大きな土台になります。

妊婦さん・育児中の方、どうぞご自身と赤ちゃんの睡眠環境に少し時間を割いてあげてください。「親子で眠る時間」を整えることは、赤ちゃんの成長・発達だけでなく、親御さん自身の心身の健康にもつながります。


店舗案内:川崎市中原区武蔵小杉の寝具専門店

最後に、店舗をご紹介させてください。寝具・睡眠環境のご相談も承っております。

東京FUTONカンパニー 小杉店

  • 所在地:神奈川県川崎市中原区(60年以上寝具専門に営業している西川チェーン加盟店です)

  • 特徴:赤ちゃんからご高齢の方まで、世代を問わず「良く眠れる寝具・環境づくり」を提案しています。育児経験のあるスタッフやスリープマスターの資格を持ったスペシャリストもいるので安心してご相談いただけます。

  • ご相談内容:乳児の寝具・寝室環境・寝かせ方など、初めてのお子さまのご家庭向けに、寝具販売・睡眠相談をしてきた経験を基にアドバイスいたします。

  • ご来店・お問い合わせ:寝具のお困りごと・寝室のレイアウト相談・赤ちゃんの寝付き・夜間起きがちな状況など、お気軽にご相談ください(事前ご連絡いただけるとゆっくりお話できます)。

赤ちゃんの「安心して眠れる環境」を私たちと一緒に整えていきましょう。ご来店・ご相談を心よりお待ちしております。