「高反発にしたのに、なんだか疲れる」
「寝返りはしやすいはずなのに、朝がつらい」
寝具の相談を受けていると、
高反発マットレスについて、こうした声をよく聞きます。
私は寝具の現場で15年以上、
数えきれないほど高反発マットレスの相談を受けてきました。
結論から言います。
高反発マットレスは、合う人と合わない人がはっきり分かれます。
そして、合わない人には共通点があります。
共通点① 体が常に緊張しやすい人
高反発マットレスは、
体をしっかり支え、押し返す力が強いのが特徴です。
でもその「押し返し」が、
体にとっては刺激になりすぎることがあります。
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寝ているのに力が抜けない
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無意識に踏ん張っている
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朝、体がこわばっている
こうしたタイプの人は、
体が休む前に一晩終わってしまうことが多いです。
共通点② 寝返りが多い=動きたい人
「寝返りが多いから高反発がいい」
そう思って選ぶ人は多いです。
でも実際には、
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反発が強すぎる
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小さな動きでも大きく反応する
結果として、
必要以上に寝返りが増えることがあります。
寝返りが多い人ほど、
「押してくれる寝具」より
「動いたら自然に止まる寝具」が合うことも多いです。
共通点③ 横向きで寝る時間が長い人
高反発マットレスは、
仰向けでは安定しやすい反面、
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肩
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腰
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太もも
こうした出っ張った部分への圧が強くなりがちです。
横向き寝が多い人は、
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肩が痛い
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腕がしびれる
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途中で目が覚める
と感じやすくなります。
共通点④ 体重は軽め〜標準なのに硬めを選ぶ人
高反発マットレスは、
ある程度の体重があったほうが
性能を発揮しやすい傾向があります。
体重が軽めなのに、
「硬いほうが体にいい」
「沈まないほうが安心」
と選んでしまうと、
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体が浮いたような感覚
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支点が合わない
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局所的に負担がかかる
という状態になりやすいです。
共通点⑤ 「良いもの=自分に合う」と思っている
高反発マットレスは、
CMや口コミでも評価が高く、
「体に良さそう」という印象があります。
でも、寝具においては、
評価が高い=自分に合う
とは限りません。
現場では、
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有名でも合わない
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高価でも疲れる
というケースを本当によく見てきました。
高反発が合わない=悪い、ではない
ここで誤解してほしくないのですが、
高反発マットレス自体が悪いわけではありません。
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合う人には、とても合う
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合えば、長く快適に使える
ただし、
合わない人が無理に使うと、
眠りの質が下がるだけです。
見直すなら、ここをチェック
高反発が合わないかも…と思ったら、
次の点を確認してみてください。
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寝た瞬間、力が抜けるか
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寝返り後に体が落ち着くか
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朝、どこか一部だけ疲れていないか
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「頑張って寝ている」感覚がないか
どれか一つでも当てはまるなら、
反発の強さを見直すサインかもしれません。
最後に
高反発マットレスは、
「万人向け」ではありません。
体は年齢とともに変わります。
40代・50代になって
「合わなくなった」と感じるのは、
とても自然なことです。
大切なのは、
流行や評価より、
今の自分の体がどう感じているか。
それに気づくだけで、
寝具選びはぐっと楽になります。
